賃貸について(家主は、今後どうなるのか?)
不動産を所有する人の選択肢は、3つあります。自分で使うか、賃貸に出すか、売却するかです。
ここでは3つの選択肢の1つである住宅の賃貸について考えて見たいと思います。
不動産を所有する人にとって気になるのは・・・
・賃貸は今後どうなるのか?
・不動産をこのまま持ち続けても良いのか?
・不動産は売却した方が良いのか?
ということではないでしょうか。
結論から言います。
総務省統計局が発表するデータから予測すると、大家さんにとって今後ますますきびしい時代になるでしょう。
総務省統計局が公表している総住宅数と総世帯数を見ると1世帯あたりの住宅数は1.15戸。住宅数が世帯数を上回っていることがわかります。
しかも、世帯数と住宅数がほぼ同数だった昭和40年ごろから見ると、年々住宅数が世帯数以上に増えていることがわかります。
※参考サイト 総務省統計局
http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/nihon/1_1.htm
今は、住宅が不足していた昔とは時代が違います。
大家さんが楽に儲かっていた時代は終わったのです。
住宅が余ると、安くて綺麗な物件しか借りてくれなくなります。
リフォームにお金を使わず、家賃を下げない物件は、借り手が付かなくなります。今後はさらにその傾向は強くなるはずです。
つまり、家主は、リフォーム代を今まで以上に払いながらも家賃は下がって行くということになるため、賃貸業として経営難になって行くのではないでしょうか。