転勤者は、マイホームを賃貸すべきか売却すべきか?
転勤などによって何年か家を空ける場合は、そのままにしておくと維持管理費が必要になります。
そこで考えるのが、家を売却するのか、もしくは賃貸にするのかということ。
いずれ帰ってくる予定がある場合は、賃貸として貸し出す方がおすすめです。
賃貸に出すと家賃収入で毎月のローンの返済ができるだけでなくローンの金利や固定資産税などを経費とすることができ、税金対策にもなるからです。
ただ、人に貸してしまうと、家賃を滞納されたときの心配もあります。また、戻って来たときに、なかなか出て行ってもらえなくなりそうで怖いという人もおられるでしょう。
さて、そこでおすすめなのが、リロケーション物件として賃貸に出す方法です。
リロケーション物件とは、転勤者が戻ってくるまで賃貸物件として貸すというものです。
そんな都合の良い借り手は見つかるの?と思ってしまいますが、実は、家賃を相場よりも少し落とすことにより、借り手にもメリットがあるため、そういう条件でも借りてくれる人が見つかるのです。
もどってこない可能性が高い場合は売却がおすすめ!
もし、持ち家に戻ってこない可能性が高い場合は、売却がおすすめです。
住宅の数は年々増え続けてきており、住居は余っています。
賃貸業というのは昔ほど良い思いができたのですが、年々家主業は条件が悪くなる一方というのが現実です。
また、日本の住宅の寿命は平均にすると30年と非常に短いわけですから、なるべく新しく綺麗なうちに売却した方が良いと言えるでしょう。
一番もったいないのが、賃貸も売却もしないという選択肢です。
例えば、賃貸の場合は家賃が安定して入ってくるというメリットがあります。
また、マイホームを使ってくれているので維持管理の必要がありません。人が住むことにより空家よりは使用感は出るものの、誰かが住んでいる家の方が、状態が良い場合もあります。
ただ、不動産を賃貸として貸し出すには、大切なことがあります。
それは、家賃設定です。
欲張って相場と同じぐらいで賃貸に出すと、なかなか借りてくれる人が見つかりません。特にリロケーション物件として賃貸に出す場合はなおさらです。
良い入居者を見つけるためには、相場よりも少し安くして、審査を厳しくすることがポイントになります。
相場よりも安いと沢山の入居希望者が現れます。その中から理想的な人を見つけるのです。
これが相場と同じぐらいの家賃では、借りてくれる人はなかなか見つからず、審査もゆるくなりがちに。
それでは、結局は後悔してしまうということになってしまうかもしれないのです。